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白馬で「4R」イベント 不要服回収も呼び掛け

主催者の菊本紋子さんと壮志さん

主催者の菊本紋子さんと壮志さん

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 白馬村五竜の「ペンシオーネ ランタンリルン」(白馬村神城白馬の森)の敷地内で7月10日、「今あるモノの扱い方を考える」をコンセプトにしたイベント「4R市場」が開催された。

会場の様子

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 「4R」は、Refuse(使用を断る)、Reduce(減らす)、Reuse(再利用する)、Recycle(再資源化)の頭文字を取ったゴミの減量に向けた考え方を指す。

 白馬でレンタルスペースやバーを経営する「concrete(コンクリート)」(白馬村神城)代表の菊本壮志さん・紋子さん夫妻が企画した。

 菊本さんらが独自のTシャツを作りたいと業者を探したところ、再生ポリエステル100%でTシャツを製造・販売する「BRING(ブリング)」の存在を知りTシャツ作りを依頼した。BRINGの取り組みについて調べる中で、不要服のリサイクルから再生までの工程が国内で行われていることを知り、服回収の加盟店に登録しイベントを企画。「不要服のリサイクルであればすぐに自分たちでもできる」と呼び掛け、多くの人が服を持ち込んだ。

 会場には、服の回収の他に修繕やリメークのブースも並んだほか、服以外では包丁や壊れた傘の修復を受け付けるブースなどに再利用したい物を持ち込む参加者の姿も見られた。

 菊本さんは「白馬村には環境問題について考える人が多い。普段の生活でプラスチック製品を使うことも多いが、無理せずに気取らずに自分たちができることから行動していきたい」と思いを語る。

 次回は11月に開催予定。

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