大町市の紅葉スポットとして知られる「霊松寺（れいしょうじ）」（大町市大町）で現在、紅葉ライトアップが行われている。

　ライトアップは例年、10月下旬から見頃を迎える紅葉に合わせて行うもの。同市の夜の観光スポットを作ろうと2019年に初めて行われたが、その後2年間はコロナ禍で開催が見送られたことで、今年は3年ぶりとなる。本年度は、9月に行われた同市にある国宝・仁科神明宮のライトアップに続き第2弾となる。

　霊松寺は1404年に開かれた長野県最古の曹洞宗寺院。前回は、県宝の山門や葉の上に銀杏（ぎんなん）ができる「オハツキイチョウ」が紅葉に彩られた様子などを照らし出した。

　同市観光課の志賀一夫課長は「大町市に宿泊中の皆さまをはじめ、多くの方に紅葉と光が織り成すす幻想的な空間を楽しんでほしい。気温が低く、寒くなるので、暖かい服装で出かけてもらえたら」と話す。

　点灯時間は18時～21時。ライトアップ観覧は無料。ライトアップに合わせて、宿泊客向けに大町温泉郷からJR信濃大町駅を経由した無料シャトルバスも運行している。11月6日まで。