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長野・木崎湖畔で「ワカサギ交流会」 湖畔ににぎわい

木崎湖に浮かぶドームハウス

木崎湖に浮かぶドームハウス

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 「木崎湖POW WOW キャンプ場&アウトドアクラブ」(大町市平海の口)で1月20日、「ワカサギ交流会」が行われた。

交流会の様子

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 荒山林業(平)が進めている「令和4年度 環境で地域を元気にする地域循環共生圏づくりプラットフォーム事業」の一環で、主催者の太谷春花さんを中心に、同地域(特に仁科三湖周り)にまつわる人・モノ・コトがもっとつながり、にぎわい、愛着を持てるようになってほしいという思いから企画したという。

 当日、会場となった木崎湖では船上ドームハウスの中でワカサギ釣りをすることができる。

 ワカサギが多く釣れる時期は9月・10月。この時期は魚の動きは鈍く、釣り竿(さお)に感じるピクピクとした手応えが小さいため、釣るのが難しい。

 初めは緊張気味の参加者が多かったが、感覚が分かってくると1人、2人と釣っていき、2匹同時に釣り上げる人もいた。緊張感のあった船内も徐々に会話が増え、誰かがワカサギを釣り上げるとみんな振り向き、喜びの声を上げる様子が見られた。終盤、参加者からは「終わった後の天ぷらが楽しみ」という声も聞かれた。

 参加者は大町市在住の市民から遠方は青森県在住者まで、14人が参加した。参加者の内山翔平さん、未来さんは「初めてで楽しかった。最初はなかなか釣れずドキドキしたが、場所を変えてから代表・伊藤さんの動きを隣で観察しまねてみたら、だんだん釣れるようになった。釣るための技術があることを知った。じっと待っているだけじゃだめだった」と振り返る。

 「Uターンしたことで大町の面白さに気付いた」という下條春菜さんは「地元でありながら、ワカサギ釣りは初めて。一人だとやろうと思わなかったが、主催者の太谷さんに声をかけてもらったことで、みんなでならと参加してみたいと思い希望した」と、きっかけを話す。

 主催の太谷さんは「150%楽しんだ。普段なかなか自分のことをアピールする機会はなく、知りたいのに知ることができないということがあるが、交流会ではお互いが自然と他己紹介をし合った。『誰かのやりたいこと×私のできること=そこは協力できるかも』という化学変化をたくさん起こしていきたい。市街地だけにとどまらず、湖畔にも面白いことが起きていることを知ってほしいし、町のことも知っていくことで、循環が生まれていけば。その感覚が町中でも木崎湖周辺でも共通になってほしい。大町に暮らすみんなで盛り上げていくため、これからも旬の行事に形を変えて、定期的に交流会を開きたい」と思いを込める。

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