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池田町の酒蔵、クラウドファンディングで日本酒の新しい楽しみ方提案

プロジェクトへの応援を呼び掛ける宮澤さん

プロジェクトへの応援を呼び掛ける宮澤さん

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 長野県池田町の福源酒造(池田町池田)が現在、日本酒と町特産品のハーブを組み合わせたオリジナルのハーブ酒を、クラウドファンディングを通じてアピールしている。

クラウドファンディングで日本酒の新しい楽しみ方提案

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 「ちょっと飲んでみてよ 俺のハーブカクテル」と題し、日本酒の新しい飲み方を提案。クラウドファンディングサイト「マクアケ」でプロジェクトへの応援を呼び掛ける。応援者には返礼品として日本酒とドライハーブのセットを送る。

 県の信州地場産品クラウドファンディング活用応援事業補助金を活用し、日本酒の自由な飲み方を提案することで新たな消費につなげる目的で企画。池田町の特産品であるハーブに着目し、町内の管理施設ハーブガーデンを運営する「ポラリスアクト」に協力を呼び掛けた。ハーブに精通するスタッフが選んだタイム、セージ、ホップなど全6種類のドライハーブを用意する。

 返礼品の内容は、熟成蔵出し酒(720ミリリットル)と2種類のドライハーブ、密封ビン(5,000円コース)。応援金額によって内容が変わる。応援者自身がビンに日本酒とハーブを入れて香り付けする。漬けるハーブの種類や時間、飲み方などはあえて記載せず、「遊び心の実験室」として作る過程を楽しむ演出を行う。

 企画者で同社の平林聖子さんは「『日本酒はこうあるべき』というものではなく、それぞれのおいしさや楽しさがあっていい。自分だけの味と香りを見つけてほしい」と話す。

 同社マネジャーの宮澤一生さんは「若い人に日本酒に興味を持ってもらうきっかけになれば。新しい味わい方を提供したい」と期待を込める。

 クラウドファンディングは「マクアケ」で12月30日まで。目標金額は30万円。

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