
連日の冷え込みで、長野県大町市の常光寺(大町市社)の「清音(きよと)の滝」に水の流れが凍る氷瀑(ひょうばく)が出現した。1年で最も寒い時期とされる二十四節気「大寒」(1月20日)を前に、自然の造形美を作り上げている。
清音の滝は市街地と八坂地区を結ぶ県道大町麻績インター線沿いを流れる。市の文化財に指定され、「仁科三十三番札所」の一つに数えられる。高低差約5メートルから流れ落ちる水が、つららのように凍っている。
長野地方気象台によると、大町市では1月15日の朝、放射冷却の影響でこの冬一番の寒さとなる氷点下14度を観測した。