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大町で「ハカリウリマルシェ」信州らしい持続可能な生活を考える

2021年のプレ開催時の様子

2021年のプレ開催時の様子

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サン・アルプス大町(大町市大町)で6月18日、「ハカリウリマルシェ」が行われる。

マルシェで活躍する「はかり」や野菜

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同マルシェは、会社員、学校教諭、看護師、農業や飲食店を営む人など30人の有志による「北アルプスオーガニックプロジェクト」が「信州らしい持続可能な生活をみんなで考えたい」という思いで企画。本年度は4回の開催を予定し、今回はその1回目となる。

減農薬や無農薬の農法で作られた農産物や地域で作られた産地からの輸送距離の短い品物など「エコなコンセプト」の品を、包装せずに量り売りやバラ売りする。農産物や加工品だけでなく、陶器や雑貨、クラフト作品なども販売する。

出店数は15店を予定。出店者や商品情報は事前にSNSなどで確認することができる。商品は包装されていないため、来場者は事前に確認した買いたい商品に合わせ持ち帰り用の容器を持参する。例えば、出店予定の「菜の花オイル」「生蜂蜜」を購入したい場合、欲しい量のオイルが入る瓶などのボトルを持参する必要がある。

同日、長野県職員として有機農業の推進に従者し、退職後は国内外へ向けて有機農業に関する情報を発信している吉田太郎さんと、八坂堆肥センター(大町市八坂)の技術責任者を務める傍ら、食品リサイクル・資源循環・水環境・臭気環境のコンサルティングを行う竹井禎さんの2人を講師に迎え、「エコライフとゼロカーボン」をテーマにした講演会も開く。来場者には八坂堆肥センターで作られた堆肥を進呈する。

同プロジェクト代表の小田美恵さんは「売る方も買う方も、袋詰めされていないので絶対にコミュニケーションを取らないと買えないのも、地元の作り手と買い手をつなげるこのマルシェの魅力。昔は当たり前だった量り売りだが、現代の感覚では難しい部分もあると思い、皆さんに安心して量り売りを体験してもらうため、保健所とも相談しながら量り売りするものを決めた。売り手も買い手も一緒になって、マルシェを作り上げていきたい。講演では講師が気さくに話してくれるので、情報共有の場にしてもらえれば」と話す。

開催時間は、マルシェ=10時~14時、講演会=10時30分~12時30分(10時開場)。参加無料。講演会は先着50人で、フェイスブックページで事前申し込みも受け付ける。

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