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池田町の地域団体が「池田の蝶図鑑」 発刊に向けCFで支援募る

「メープルツリー」のメンバー(前方左が伊藤さん、前方右が宮田さん)(画像提供:メープルツリー)

「メープルツリー」のメンバー(前方左が伊藤さん、前方右が宮田さん)(画像提供:メープルツリー)

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 長野県池田町を中心に活動する地域団体「Maple Tree(メープルツリー)」が現在、「池田の蝶図鑑」の発刊に向けてクラウドファンディングで支援を募っている。

「池田の蝶図鑑」

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 同団体は町内の若者によって2015(平成27)年に発足。若者ならではの視点で地域の魅力を再発見し発信する目的で、同年にフリーペーパー「いけだいろ」を創刊。これまでに23号を発刊した。

 今回のクラウドファンディングでは、「いけだいろ」の連載企画「池田の蝶」を再編集し、新たな記事を加えて自費出版を目指す。バックナンバーを求める読者の声に応えるため、特別版として企画した。連載を担当するメンバーの宮田紀英さんは9歳でチョウの写真を撮り始め、毎年、町内で写真展を開いている。連載では池田町に生息するチョウをさまざまな角度から紹介。自然環境の変化から今後見られなくなるチョウの存在にも触れ、環境保全の大切さも発信している。

 約70ページの構成で、町内でこれまでに確認されている116種のチョウの中から85種をカラー写真付きで紹介。ポケットサイズに仕上げ、観察時などで持ち歩けるように工夫する。長野県のチョウに関する記事や図鑑の活用法、写真展のアーカイブも掲載する。

 クラウドファンディングは12月中に目標額の14万円に達し、新たな目標額の20万円を設定。支援額は主に印刷費に充てる。支援者は巻末に名前が載り、「池田の蝶図鑑」が届く。現在は編集作業中で、1月下旬から町内のカフェや美術館の他、ネットでの販売を予定する。価格は1冊1,200円。

 同団体代表の伊藤将人さんは「今回の企画は、宮田さんの活動と『いけだいろ』の発行による積み重ね。これまでの歩みを感じてほしい。町内外からぜひ支援してもらえれば」と呼び掛ける。

 クラウドファンディングサイト「キャンプファイアー」で1月10日まで。

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