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大町で包装しない「ハカリウリマルシェ」 参加者に新たなつながり

マルシェを運営するプロジェクトメンバー

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サン・アルプス大町(大町市大町)で6月18日、「ハカリウリマルシェ」が行われ約200人の来場者が訪れた。

「量り売り」をする様子

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減農薬や無農薬の農法で作られた農産物や地域で作られた産地からの輸送距離の短い品物など「エコなコンセプト」の品を、包装せずに量り売りやバラ売りする店、農産物や加工品だけでなく、陶器や雑貨、クラフト作品なども販売する店など計12店が出店した。

同日、ゼロカーボン・堆肥・有機農業・微生物などをキーワードに、長野県職員として有機農業の推進に従者し、退職後は国内外へ向けて有機農業に関する情報を発信している吉田太郎さんと、八坂堆肥センター(大町市八坂)の技術責任者を務める傍ら、食品リサイクル・資源循環・水環境・臭気環境のコンサルティングを行う竹井禎さんの2人を講師に迎えた講演会も開いた。定員の50人以上の来場があり、席を増やす対応も行われた。同市内からの参加者が4割、それ他からの来場が6割だった。講演後は来場者から多くの挙手があり、予定の時間を超えて質疑応答が行われた。

同プロジェクト代表の小田美恵さんは「市内外に大町の持続可能な取り組みを紹介し、新たなつながりができた良い機会となった。来場客は、袋、容器などを自宅から複数持参していた。告知を見てイベントの趣旨を理解したうえで来場した人が9割以上の印象。来場客の意識の高さに出店者の人々が驚いていた。包装しないことで資材が減るというメリットが販売者にはあるが、ハードルが高い印象もあり、出店者を増やす難しさを感じた。包装なしの『量り売り』『ばら売り』にチャレンジしてくれる出店者を引き続き募集していきたい」と話す。

次回の開催は8月27日を予定。

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