長野県池田町のゲストハウス「れんさんのゲストハウス(池田春麓庵)」が6月のプレオープンを経て、7月中に本オープンする。
この春、池田町へ移住したグェン・ティヴィエット・リェンさんが町の魅力を発信しようと、お試し移住体験やテレワークなどの複数拠点作りに乗り出す。
リェンさんはベトナム出身。小学校の3年間を日本で過ごし、日本の大学へ留学。卒業後は東京で会社員をしていた。山登りやキャンプが好きで、長野へは毎シーズン通っていた。
ゲストハウス開業の夢と独立、移住を考えていた矢先、偶然池田町の存在を知り、魅了された。ゲストハウスの持ち主で、町内で不動産業を営む猿田正志さんとの出会いが運命的だった。
建物は、空き家となっていた築40年の170平方メートル・木造2階建て民家。猿田さんがリフォームし、ゲストハウスの看板を掲げた。20畳のリビングとダイニングキッチン、和室3部屋を備える。
名前はそのままに、リェンさんが内装やレイアウトを刷新。純和風の空間を和洋折衷の空間にアレンジした。Wi-Fiを完備し、ワークスペースも設けた。コンセプトは「もう一つの家」。看板犬の「そら」と共にゲストを迎える。
「池田町の良さを多くの人に体験してほしい。池田町の関係人口を増やしたい」と意欲的。「れんさんのゲストハウス」をブランド名に新たな事業も展開したいと意欲を見せる。
料金は、ドミトリー=4,000円、個室=6,000円。長期利用で割引あり。