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大町・池田の酒蔵5蔵合同で日本酒開発 コロナ禍乗り越え地域創生へ

プロジェクトリーダーを務める酒蔵「市野屋」

プロジェクトリーダーを務める酒蔵「市野屋」

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北アルプスエリア(大町市・池田町)の酒造メーカー5社が地域創生に寄与しようと合同での年次記念銘柄を企画製造するプロジェクトを立ち上げ、その1作目の発売を予定する今年12月に向けて動き出した。

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同プロジェクトに参加している酒造メーカーは、大町市の市野屋、薄井商店、北安醸造、大雪渓酒造、福源酒造の5社。市野屋社長の佐藤大輔さんをプロジェクトリーダーに同プロジェクト発足に至った。

同プロジェクトでは4種の合同企画銘柄の発売を予定しており、1作目の製造を市野屋が担当する。その後の3種については来年3月、6月、12月に販売をする計画。プロジェクトアンバサダー兼ラベルデザイナーには地域にゆかりのある人物を起用することを検討している。

プロジェクトリーダーの佐藤さんは「大町市恒例の3蔵合同イベントがここ数年中止となり、隣の池田町でもコロナ禍の影響は大きく、街自体も活力を失いつつある。5蔵で協議し、今私たちが蔵を持つ立場からできることをやろうと発足に至った。市野屋としては、北アルプスエリアは四方八方美しい水源に囲まれた土地でもあり、新たな仕込み水探しを行ったり、若い蔵人を採用したり、有名蔵へ修業のため出向させたりするなどしてさまざまな試みをしている。自然豊かで、まだまだ未開拓の大町市・北アルプスエリアを活性化させるため一層のチャレンジをしていきたい」と思いを込める。

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