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池田町の高瀬川河川敷で「希少動植物の観察会」

希少動植物の観察会の様子

希少動植物の観察会の様子

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 長野県池田町の高瀬川河川敷で8月3日、希少動植物を観察する「高瀬川の氷河期からの生き物たち探検」が行われた。

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 夏休み応援プログラムとして信州こどもカフェ「実家の茶の間」(池田町池田)が主催。高瀬川河川敷の希少動植物の保全活動をする「高瀬川を愛する会(仮)」の吉富政宣さんと妻の千代美さんのガイドで、8人の参加者が河川敷を散策した。

 吉富さんが用意した動植物のリーフレットを片手に、約1時間にわたり観察。観察会終了後には主催者の曽根原鈴美さんが用意するバーベキューを参加者が味わった。

 河川敷には古来日本に生息するものや、アメリカや南アフリカなどから渡ってきた外来種も生息。車の排気ガスや農地から持ち込まれる肥料などによって増殖する植物などを説明。そうした影響で在来の動植物が滅びつつあることも紹介した。

 吉富さん夫婦は2年前に松川村へ移住し、昨年から池田町の高瀬川河川敷を中心に希少動植物の保護活動を行っている。千代美さんは「自然を未来に残したい。在来の動植物が失われつつある現状を地域に住む人たちにも知ってほしい」と話した。

 子ども3人と参加した矢口結以さんは「思わぬ虫との出合いなど、生の体験に子どもたちもうれしそうだった。自然に関する正しい知識を伝えていく大切さを学んだ」と話した。

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