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長野・小谷村で気候変動の脅威学ぶ講座 講師にプロスキーヤー大池さん

スキーヤーの立場で講演する大池さん

スキーヤーの立場で講演する大池さん

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 小谷村公民館の生涯学習講座「学びの森」が6月26日、白馬乗鞍交流センターちゃんめろ(小谷村千国)で開かれた。

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 村内在住のプロスキーヤーで、環境問題に取り組む「POW」アンバサダーの大池拓磨さんが講師を務めた。雪山を愛するスキーヤーの体験を元に、地球規模で進行する気候変動の脅威や、より良い未来をつくるためにできることについて受講者と考え合った。

 大池さんは国内外の雪山を滑って旅をする中で、滑走中に高所から滑落し九死に一生を得た体験を披露。「なぜ失敗したのか。それはリスクのある雪山で、自然の声を聞いていなかったから」と自らが得た教訓から人と自然の共生のあり方について話した。

 さらに、地球温暖化の温度変化のシミュレーションから、子どもや孫世代では命に関わる危険な暑さに見舞われることを示唆した。

 大池さんは行動を起こすことで世の中を変えられることを強調。「小さな積み重ねでも、みんながやらないと世の中は変わらない。一人一人が声を上げて変化をつくりましょう」と呼び掛けた。

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