池田町地域おこし協力隊主催の「移住者カフェ」が6月23日、池田町交流センターかえで(池田町池田)で開催された。

　昨年末に町が移住者へのフォローとして初めて開催。約20人が参加し、アンケートでの評価が高く手応えを感じたため、今年5月、定期開催でスタートした。

　2回目となる今回は、移住1年未満から6年目の30～70代の7人と、池田町の甕聖章町長が参加。退職を機に移住を決めた人や登山やスキーで白馬に通う中で町を知った人、和太鼓奏者など。移住のきっかけはさまざまだが、参加者全員が「町の景観に魅了され移住を決めた」と話した。

　移住後の苦労や、新しく始めた趣味で地域とのつながりを持てたことなど、近況や思いを参加者同士で共有した。

　前回に続いて参加した後藤典子さんは「移住者カフェに参加して仲間がいると思えて、とても心強い。趣味を持ち輝いている高齢の方の話を聞き元気をもらえた」と話した。

　主催した協力隊員の数馬元美さんは「移住者カフェでの交流の中で新しいつながりが生まれている。移住後に孤独にならないような場所をつくっていければ」と期待を膨らませる。