長野県池田町の「池田町交流センターかえで」(池田町池田)のホールで8月13日・14日の2日間、「夏休み企画 HOゲージ大運転会」が開かれた。両日、多くの子どもたちが参加し、デジタル制御で鉄道模型を運転する楽しさを体感した。
町の地域おこし協力隊で町民へのITリテラシー向上の活動を行う砂田祐助さんが、ICTに触れてもらう機会として企画し私物を提供した。「北斗星」「キハ110系」などの他、参加者や協力者が持ち込んだアナログ模型やNゲージの車両などもイベントを盛り上げた。
約20メートルの外回りと内回りの線路に鉄道模型を配置。参加者は、シミュレーションゲームのコントローラーやアプリをダウンロードしたスマートフォンなどを操作し、運転を疑似体験した。
車両や線路内に設置された複数のカメラを通してスクリーンに写し出される映像を見たり、汽笛を鳴らしたりするなどして臨場感を味わった。施設利用者に参加を呼び掛けて集めたペーパークラフトの町並みや鉄橋、トンネルなどの模型が雰囲気を醸し出した。
Nゲージが大好きという中学生の塚田隼斗くんは「HOゲージを運転できて良かった。感動した」と声を弾ませていた。