長野県池田町の池田児童クラブが8月12日、池田児童センターで「赤牛先生出前講座 池田町の成り立ちと水害のはなし」を開いた。
児童センターの夏休みイベントの一環で、長野県砂防ボランティア協会の宮澤洋介さんと太田多久治さんが講師を務めた。小学校1~3年生を中心に24人の児童が話を聞いた。
冒頭で、高瀬川の丸い石と山の角張った石を児童に一つずつ配り「家の周りの石が丸ければ、昔は川が流れていた。角張っていれば崖崩れの跡。ただし運んできた石は別と説明。
安曇平に由縁のある「泉小太郎」の物語も交えながら、町の成り立ちや洪水が起きる原因などを分かりやすい言葉で紹介した。
講演を終え、宮澤さんは「災害の話は土地の成り立ちから。子どもたちが2つの石を持ち帰り、今日の話を思い出して家族に話してほしい」と話す。