長野県松川村の「安曇野ちひろ公園」(松川村西原)で7月24日、トットちゃん広場オープン5周年祭「トットちゃんの夏祭り」が開催された。

「トットちゃんの夏祭り」

　「トットちゃんの夏祭り」は同園がオープンした翌年から毎年開催されていたが、昨年はコロナ禍で中止になったため、2年ぶりの開催となった。主催する公園スタッフとサポート会員らが、昔遊びや昔の祭りで経験したことを子どもたちに伝えていくとともに、毎月の草取りやイベントの手伝いをするボランティアにも楽しんでほしいとの思いで企画した。

　今年は信濃国松川響岳太鼓子供会の太鼓の演奏や、すずの音子ども合唱団の合唱が繰り広げられる中、松川中学校の生徒らがボランティアとして手伝う水鉄砲、めんこ、綿菓子作りなどの昔遊びコーナー、今年初めて企画された宝探しゲーム、野菜収穫体験や火おこし体験などのさまざまな催しを親子連れが楽しんだ。

　「おさんぽマルシェ」も同時開催し、手作りせっけんやかばん、ステンドグラスなどの小物雑貨や焼き菓子などの店も並んだ。

　5周年を祝うセレモニーでは平林明人松川村長らが出席し、ちひろ美術館館長の黒柳徹子さんからのメッセージが披露され、土に返るバルーンが飛ばされた。

　同園サポート隊隊長の榛葉良子さんは「食・農・いのちをテーマに私たちが次の世代に伝えていきたいことをいろいろなイベントで体験してもらっているが、リピーターが多くとてもうれしい。ここを好きになって、これからも来てもらえるように活動していきたい」と思いを語る。