食べる

長野・大町のワイナリーが「山」の新酒を発売 

ワイナリー前で(右から)矢野喜雄さん、栽培家の西澤さん、原田さん、矢野久江さん

ワイナリー前で(右から)矢野喜雄さん、栽培家の西澤さん、原田さん、矢野久江さん

  • 1

  •  

 長野県大町市のワイナリー「ヴァン・ドーマチ・フェルムサンロク」(大町市平)が12月24日、今年のヌーボー(新酒)を発売する。商品名は「Yamano Vin Se 2021 Kumiai Rouge Sans Soufre(山のヴァンせ 2021 クミアイ・ルージュ・サン・スフル)」。

[広告]

 栽培醸造家の矢野喜雄さんが設立した同社が仕込む3季目のワイン。商品名の由来は、「山のヴァンせ」は山(山麓)のワインを、「クミアイ・ルージュ」は大町ワインぶどう生産組合の栽培家が収穫したブドウで醸す赤ワインを、「サン・スフル」は酸化防止剤(亜硫酸)不使用を表す。

 原料のブドウはメルロー91%、シャルドネ9%。同生産組合の西澤宗男さん、原田雄司さんが、それぞれ市内平地区の農園で収穫した。西澤さんは「今年は天候の影響などで収穫は少なかったが、ブドウの品質は良く、ワインの発売が楽しみ」と話す。原田さんは「ワイナリーができて、皆さんと一緒に苦労して育てたブドウが、ここでワインになることがうれしい」と笑顔を見せる。

 醸造の工程ではブドウの粒を房から外す除梗を(じょこう)を手作業で行い、野生酵母で発酵させた。酸化防止剤を使わず、発酵の終盤に瓶詰め。フレッシュな果実味をそのまま生かす微炭酸の新酒ワインとして出荷する。価格は2,970円。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース