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「北アルプス国際芸術祭」が再延期 10月2日開幕へ

芸術祭総合ディレクターの北川フラムさんもオンラインで出席した実行委臨時総会

芸術祭総合ディレクターの北川フラムさんもオンラインで出席した実行委臨時総会

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 長野県の大町市を主体とする北アルプス国際芸術祭実行委員会が6月25日に臨時総会を開き、会期を10月2日~11月21日の51日間(アート会期)に再延期することを決めた。

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 第2回芸術祭は当初、昨年5月31日~7月19日に開催を予定していたが、コロナ禍の影響で今年8月21日~10月10日に延期。今回もコロナ禍に伴う約40日の延期で、市内で進むワクチン接種の9月末完了を見込み設定した。

 臨時総会では、会期のあり方について意見を交換。実行委事務局の市まちづくり交流課が、実行委新型コロナ対策部会の見解などを参考に新たな会期を提案し承認を得た。

 約40日の延期判断について、牛越徹市長は「安心安全な開催に向けた準備、市民参加と盛り上がりへ大事な時間」と捉えた。オンラインで出席した芸術祭総合ディレクターの北川フラムさんは、再延期案など実行委の判断を尊重する考えを示した。

 当初計画していた、元レミオロメンのメンバーでミュージシャンの藤巻亮太さんや俳優で演出家の串田和美さんら5組による演劇やライブのパフォーマンスは、屋外会場であることから感染リスクは低いと判断。予定通りの開催を決め、8月21日~10月3日を「パフォーマンス会期」と位置付ける。

 13の国と地域からアーティスト39組が参加を予定し、渡航困難な海外作家はリモート制作も予定。事業費は、国・県補助金や企業協賛金を主な財源に約3億円で、市一般会計からの支出は約7,000万円を見込む。

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