白馬村のゲストハウス「流星花園」(白馬村北城)で6月19日・20日の2日間、「白馬の森の小さな展示会」が開催された。
主催は同施設スタッフの松尾稔美さん。敷地内に新たにテントサイトの設営を企画していたところ、海外のアウトドアブランド「カイラス」の商品を扱うカイラス・ジャパン(東京世田谷区)社長の廣川健太郎さんと出会った。廣川さんは実際に同ブランドのテントを張って展示したいと意気投合し、今回の展示会が企画された。
イベントでは、同ブランドのテントのほか、アウトドア用品や災害用も兼ねたソーラー充電池なども展示し、幅広い世代が来場。ロードバイクとクロスバイクの貸し出しや国体経験のあるスタッフがガイドするツアーも行われた。
松尾さんは「カイラスのテントは軽量で利便性が良く、価格も手頃。キャンプの初心者や子育て世代にも体験してほしい」とアピールする。
廣川さんが東日本大震災の被災地のボランティア活動を10年間にわたって100回以上続けていることから、災害への備えをテーマにしたワークショップも開いた。ボランティア活動の体験談や身の回りの危険について参加者らが意見交換を行い、災害時に役立つフリーズドライの登山食の試食も行った。
廣川さんは「いつどの程度の災害が起きるかの予測は難しい。身近な危険を知り、発生から3日間程度の最低限の非常用品を備えてほしい」と登山グッズが災害時にも役立つことなどを話した。