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「笑いと反骨の画家 田島征彦展」 安曇野ちひろ美術館で企画展始まる

自身の作品を語る田島さん

自身の作品を語る田島さん

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 長野県松川村の「安曇野ちひろ美術館」(松川村西原)で6月5日、企画展「現代の町絵師 笑いと反骨の画家 田島征彦展」他2つの展覧会が始まった。

安曇野ちひろ美術館 企画展

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 企画展では、絵本画家の田島征彦さんによる絵本原画の他、祇園祭をテーマに布を染めて制作した屏風(びょうぶ)や大型インスタレーションなど約80点を展示。絵本デビュー作「祇園祭」をはじめ、代表作の「じごくのそうべえ」、田島さんが住む淡路島を題材にした「ふしぎなともだち」などを4章に分けて紹介する。

 6月4日に行われた報道関係者向け内覧会では、会場に駆け付けた田島さんが自身の作品についてユーモアを交えながら紹介。彫って布を染める型絵染という技法で創作することから、1冊の絵本を制作するのに約3年かかることや、双子の弟で同じく絵本画家の田島征三さんとのエピソードなどを話した。

 同時開催として、安曇野ちひろ公園・トットちゃん広場の開園5周年、「窓ぎわのトットちゃん」刊行40周年にちなんだ「トットちゃん広場5周年『窓ぎわのトットちゃん』展」、同館のコレクションから、世界の画家たちが絵本に描いた「子どもの時間」を紹介する「ちひろ美術館コレクション 子どもの時間」も展示中。

 同展開催期間中、「みんなの夢プロジェクト」と題し、松川村の子どもたちがちひろの水彩技法で作る紙のオーナメントに来館者が夢を書き、館内の多目的ギャラリーで展示している。

 開館時間は10時~17時。水曜休館。入館料は大人900円、高校生以下無料。9月5日まで。

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