長野県大町市の「仁科三湖」をテーマにしたクラフトビールが6月10日、発売される。
第1弾は木崎湖をイメージした「木崎湖HAZY IPA(ヘイジーアイピーエー)」。湖がある海ノ口地区の水で造り、「コロナ禍で木崎湖に来られない人にも湖畔で乾杯をしているような気分を味わってほしい」という思いを込めた。
企画したのは、木崎湖の湖畔でコンビニエンスストア「Yショップニシ」を営む舘友希江さん。木崎湖はキャンプやボートができる湖として毎年県内外から多くの観光客が訪れるが、コロナ禍により減少。舘さんの元にはSNSなどを通じて「早く木崎湖に遊びに行きたい」といった声が寄せられていた。
舘さんは「離れていても木崎湖を五感で感じられるようなものができないか」と考えたのがビールだった。同市の「北アルプスブルワリー」の松浦周平さんに相談を持ちかけたところ快諾。6月2日に仕込み作業を始めた。
ビールは苦味を抑えたフルーティーな味わいが特徴。商品名の「HAZY」は朝晩に水辺に立ち込める霧を表しており、それに合わせビールも濁りがあるものにした。
今後は仁科三湖の中綱湖と青木湖をイメージしたビールも発売する予定だという。舘さんは「ビールを飲んで、湖に遊びに来たような楽しい気持ちになってほしい」と話す。
Yショップニシのオンラインストアでセットでの予約販売を行う。6本セット(4,080円)と、安曇野の菓子店「De la Tierra」のプレッツェルや、「安曇野FOODLABO」の安曇野放牧豚のハリッサ煮込みなどの総菜を合わせた「湖畔でカンパイおつまみセット」(7,980円)の2種を用意。7月上旬発送予定。