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「笑いと反骨の画家 田島征彦展」 安曇野ちひろ美術館で企画展

絵本画家の田島征彦さん

絵本画家の田島征彦さん

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 長野県松川村の「安曇野ちひろ美術館」(松川村西原)で6月5日より、企画展「現代の町絵師 笑いと反骨の画家 田島征彦展」他、2つの展覧会が開催される。

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 企画展では、絵本画家・田島征彦さんによる絵本原画の他、大型インスタレーションなど約70点を展示。1940(昭和15)年大阪府堺市生まれの田島さんは型絵染という技法を用い、ユーモラスかつ鋭い視点で創作を続けてきた。絵本デビュー作「祇園祭」をはじめ、ユーモアあふれる「じごくのそうべえ」、現代社会に生きる子どもたちに視点を当てた「やんばるの少年」などで知られる。

 初日の6月5日には、関連イベントとして「松川村・すずの音ホール」に田島さんを招き、「田島征彦、自作を語る」を開催する(要事前予約)。落語を題材にした絵本「じごくのそうべえ」の他、展示予定の絵本の読み語りも行う。当日は、絵本の販売とサイン会も予定している。

 同館広報担当の宗像仁美さんは「原画だけでなく、布でできた大型インスタレーションや屏風(びょうぶ)など見応えのある展示内容。田島さんが魂を込めて制作した作品の数々を楽しんでもらえれば」と来館を呼び掛ける。

 同時開催として、安曇野ちひろ公園・トットちゃん広場の開園5周年、「窓ぎわのトットちゃん」刊行40周年にちなんだ「トットちゃん広場5周年『窓ぎわのトットちゃん』展」、同館のコレクションから、世界の画家たちが絵本に描いた「子どもの時間」を紹介する「ちひろ美術館コレクション 子どもの時間」の展示を行う。

 開館時間は10時~17時。水曜休館。入館料は、大人900円、高校生以下無料。9月5日まで。

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