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「トットちゃん広場」が5周年 安曇野ちひろ公園などで記念イベント

トットちゃん広場

トットちゃん広場

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 長野県松川村の「安曇野ちひろ公園」と「安曇野ちひろ美術館」が今年、「トットちゃん広場」開園5周年と「窓ぎわのトットちゃん」刊行40周年にちなんだイベントを開催する。

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 安曇野ちひろ公園は2016(平成28)年、「『食』『農』『いのち』について体験的に遊び・学べる場所」をコンセプトにオープンした公園。画家・のいわさきちひろと世界の絵本画家の作品を集めた安曇野ちひろ美術館の周囲に広がる。園内には、ちひろが挿絵を描いた、黒柳徹子の自伝的物語「窓ぎわのトットちゃん」の世界をテーマにした「トットちゃん広場」があり、物語に登場する「電車の教室」などが再現されている。

 今年は、トットちゃんの物語にちなんだイベントを数多く開催するほか、夏に「はんごうすいさん」や野菜の収穫体験ができる「青空教室」、恒例の夏まつりも開催。新企画として、「青空トモエ学園 田んぼの教室」と題し、松川村の「田んぼの先生」が講師となり、無農薬で米を育て、秋には収穫した新米を味わうイベントも行う(要事前予約)。

 安曇野ちひろ美術館では6月5日~9月5日、「トットちゃん広場5周年『窓ぎわのトットちゃん』展」を開催。ちひろの絵とトットちゃんの物語が織り成す同書の魅力を紹介する。初の試みとして「『トットちゃん広場』の5周年 みんなの夢プロジェクト」と題し、松川村の子どもたちがちひろの水彩技法で作る紙のオーナメントに子どもたちと来館者が夢を書き、同展開催期間中、館内の多目的ギャラリーで展示する。

 同館広報担当の宗像仁美さんは「今年は『窓ぎわのトットちゃん』の刊行40周年になるが、今も世界中で読まれている。いわさきちひろさんと黒柳徹子さんの2人が織り成す本の魅力を紹介できれば」と話す。

 安曇野ちひろ公園は常時開園。トットちゃん広場・体験交流館の開館時間は9時~17時。水曜休館。安曇野ちひろ美術館の開館時間は開館10時~17時。水曜休館(冬期休館あり)。

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