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池田町のフリーペーパー「いけだいろ」23号発刊 若い世代の視点で地域の魅力発信

左からメンバーの伊藤さん・塩川さん・宮田さん・林さん・大橋さん(今年4月撮影)

左からメンバーの伊藤さん・塩川さん・宮田さん・林さん・大橋さん(今年4月撮影)

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 長野県池田町を中心に活動する地域団体「mapletree(メープルツリー)」が10月9日、フリーペーパー「いけだいろ23号」を発刊した。

「いけだいろ」23号発刊

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 同団体は、代表の伊藤将人さんが池田町立高瀬中学校の同窓生の林幸男さん、大橋勇輝さんらと共に、自分たちが育った池田町の魅力を主体的に発信したいと2015(平成27)年3月に発足。行政とは異なる視点での地元の情報や町民を通しての地域の魅力を紹介する目的で、同年6月に「いけだいろ」を創刊した。2017(平成29)年から現在の5人のメンバーで活動を続けている。

 最新号では、メンバーが大学院や仕事で研究する各自の専門性を生かし、多様な視点での地域研究として、町の合併の歴史や地形などにフォーカスし特集する。

 高瀬中学校の総合授業の一環として生徒とオンラインで対談し、町についてのアンケートや、町の新しいキャッチコピーを考えるワークショップも行った。中学生の地域に対する思いを共有できるよう、「いけだいろ」のウェブ記事にも掲載した。

 今年7月にオープンした「れんさんのゲストハウス」や「高瀬川を愛する会」の観察会の様子、インタビューも取り上げている。

 伊藤さんは「地域の魅力を発信するとともに、記事から見えてくる地域の課題を提示し、みんなで考えていきたい。若い世代が地域をどう見ているか共有できたら」と思いを話す。

 同誌は、池田町内や近隣の公共施設、店、道の駅などに設置する。現在フリーペーパー以外にも自然をテーマにこれまでに掲載した記事を抜粋し特集を組んだ有料版の制作にも取り組んでいる。

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