長野県池田町が新たな体制でふるさと納税の取り組みを始めている。今年6月から順次、掲載するポータルサイトを増やし、10月時点で7サイトに拡充。情報管理会社を新たに加え、返礼品の在庫管理の効率化を図るとともに寄付額増を目指す。
同町では2008(平成20)年にふるさと納税の取り組みを始め、2020年度の寄付額は7,245万円。2021年度の目標値として8,000万円を目指す。寄付金は、「自然と景観を守る事業」「子育てや教育支援に関する事業」などに充てられる。
10月時点で、26事業者による約120点の返礼品を掲載。地元産のブドウを使ったワインや米、オーガニックスキンケア製品などに多くの寄付が集まる。今年新たに、地元ワイナリーや米農家、民宿など10事業者が参加。町の農産物と加工品の詰め合わせセットも現在準備している。
町企画政策課町づくり推進係の望月絢介さんは「参加事業者が増えて池田町の良いものを拡充して発信していきたい。地元の人にもふるさと納税の取り組みや地域のものを知ってほしい」と利用を呼び掛ける。