長野県池田町でゲストハウスを営むグェン・ティヴィエット・リェンさんが10月9日、モーニング限定でベトナムの麺料理「フォー・ガー」の提供を始める。町内の親子交流スペース「キッズダイニング」（池田町池田）で月曜・土曜の週2回、営業する。

フォー・ガーとベトナムコーヒーのセット

　ベトナム出身のリェンさんは今年7月から、池田町内でゲストハウスを運営する。宿泊業の傍ら、来年を目標に、キッチンカーでのベトナム屋台の営業を目指す。ゲストハウスでの試食で手応えを得て、その第一歩として企画した。

　同ゲストハウスと交流スペースのオーナーで不動産会社「遠条」の猿田正志社長と、同スペースを運営する娘の甲埜かほりさんもリェンさんの活動を応援する。

　フォー・ガーは、ベトナム人が日常的に屋台で朝食として食べる麺料理。鶏ガラスープと米粉で作った麺に鶏肉や薬味をのせる。八角やシナモンなど本場の香辛料を使い、故郷の味を再現。トッピングソースに魚しょうや手作りのニンニク酢を用意。セット（600円）としてベトナムコーヒーが付く。高校生以下は半額で提供。

　リェンさんは「仕事に行く前や週末に家族で食べに来てほしい。フォーのおいしさを知ってもらい、町内でベトナムの味を広めていきたい」と期待を込める。　

　営業時間は、月曜＝7時～10時30分、土曜＝8時30分～11時。屋内と屋外に客席を用意する。