長野県池田町の「あづみ野池田クラフトパーク」(池田町会染)で5月26日、「森林祭」が開かれた。
県や北アルプス地域5市町村の職員、林業関係者など約50人が参加し、3種類のツツジ150本を植樹。参加者は北アルプスの山々と田園風景を背景に、作業に精を出した。
園内の敷地約300平方メートルに、ドウダンツツジ、ヤマツツジ、ミツバツツジを計150本植樹した。同園では2015(平成27)年度にもツツジを植樹しており、植樹する木の種類を合わせた。
主催は北アルプス地域振興局、大北地域緑化推進協議会、池田町。行事は自然を守るとともに、森林の公益的な機能や植樹への理解を深めてもらおうと毎年開催している。例年は一般公募の住民や地域の小学生らが参加するが、コロナ禍の影響で今年は昨年に引き続き関係者のみで実施した。
主催者を代表し、振興局の滝沢弘局長は「森林祭を契機に、森林と人との関わりを深め、木を植え、育て、利用する循環可能な資源とするSDGsの取り組みも深めたい」と話した。