長野県池田町の大峰高原にある「七色大カエデ」が色付き、見頃を迎えている。
秋になると7色に色付くことから「七色大カエデ」の愛称で親しまれる樹齢250年を超える大樹は、町の観光名所にもなっている。快晴の10月21日には多くの見物客が訪れ、カメラやスマートフォンで撮影する人や秋の景色を眺めながら食事をする人の姿も見られた。
奈良県から訪れた夫婦は「ネットで調べて初めて訪れた。実物を見て7色の意味がよく分かった。大カエデと青空が写真によく映える」と笑顔で話す。
駐車場から大カエデへ向かう広場には、ホットドッグやコーヒー、パンや地元産の農産物などを販売する出店が並ぶ。町観光協会によるグッズや商工会婦人部によるカエデの苗木の販売も行っている(11月5日まで)。
ボランティアで現地を案内する池田町ガイドマスター会の竹内清隆さんは「9月が暑かったため例年に比べて色付きが遅くなっている。ここに来て急に気温が下がり、きれいに色付き始めた」と話す。