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池田町産ラベンダー100%のアロマオイル発売 無農薬ハーブで新規開拓狙う

1500株のラベンダーが植えられている畑

1500株のラベンダーが植えられている畑

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 長野県池田町で町直営の温室施設「ハーブステーション」(池田町愛染)の施設管理を行う「ポラリスアクト」が、池田町産のラベンダーを使ったアロマオイルとフローラルウオーターを発売してからおよそ1カ月がたった。

フローラルウォーターとアロマオイル

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 近年、女性を中心にアロマオイルなどのハーブを使った製品を生活に取り入れる人が増えており、無農薬の信州産ハーブを強みに新規開拓を狙う。

 ラベンダーはハーブステーション横にある1300坪の畑で栽培したもの。「濃紫(のうし)3号」「オカムラサキ」「グロッソ」の3品種を、合わせて1500株生育している。種から栽培し農薬や化学肥料、除草剤を使わず、収穫、乾燥、加工まで全て手作業で行う。製品には乾燥したラベンダー1.4キロを使う。

 池田町は寒暖差が大きく湿度が低いことからハーブの栽培に適しており、1990年ごろからハーブの里として地域おこしを行ってきた。これまでは苗の販売がメインだったが、ガーデニング経験や畑がない若い世代にも気軽に生活にハーブを取り入れてほしいと、半年ほどをかけて開発した。今後も栽培しているさまざまなハーブを使ってアロマオイルなどの商品を作る予定。

 同社代表の北澤伸恭さんは「アロマオイルが流行しているが原料の多くは外国産。商品をきっかけに池田町のハーブの良さを知ってほしい。コロナ禍でストレスを感じることも多いと思うが、香りでリラックスしてもらい生活を整えるきっかけになれば」と話す。

 価格は、オイル=1,980円(5ミリリットル)、フローラルウオーター=980円(100ミリリットル)。ハーブステーション内のショップ「ナチュラルマルシェ ソヨソヨ」のほか、同店のオンラインショップでも取り扱う。

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