長野県の池田町に昨年開業した町内初のワイナリー「ドメーヌ・ヒロキ」(池田町会染)が4月3日、自社で醸造した初めてのワインを発売した。
栽培から醸造・瓶詰めまでを自社で行う「ドメーヌ」の名が付く「ソービニヨン・ブラン」など4種類。社長の横山弘樹さんは「地元に愛されるワインになってほしい。特別な時に飲んでもらえれば」と思いを込める。
ワイナリーは昨年7月に開業し、父親の嘉道さんが会長を務める。町内でワイン用ブドウを栽培し、ソービニヨン・ブランやシャルドネ、メルローなどを造る。これまでは委託醸造したワインを販売しており、冬期休業から開けた4月のオープンに合わせて自社醸造のワインを発売した。
「ソービニヨン・ブラン」は香りが良く、「ソービニヨン・ブラン・エレガント」は同種から粒を「厳選して」醸造。ロゼはメルロー65%%、カベルネ・ソービニヨン35%を使用。この3種は自社栽培のブドウを使い、「ドメーヌ」が付く。「龍眼」は安曇野産ブドウを使い、すっきりとした味わいで和食に合うという。
今後について、弘樹さんは「景観が良い場所を生かしたイベントなどを開きたい」と話す。
店舗営業は土曜日曜祝日の10時~17時。