北アルプスを貫き長野県大町市と富山県を結ぶ山岳観光ルート「立山黒部アルペンルート」が今年の営業を始めた4月15日、全線開業50周年を記念した「2021雪の大谷メモリアルウオーク」も始まった。
標高2450メートルの室堂ターミナルから約500メートルのウオーキングゾーンが整備され、雪の壁を間近に体感できる。
15日は好天に恵まれ、青空の下に雪と岩とハイマツの緑が織り成す春山の絶景が広がった。気温が7時時点で氷点下2.6度と、下界と隔絶した環境の中、観光客が高さ14メートルの壁の間から青空を見上げていた。
通常の2車線分の通路に加え、50年前の開業当時を再現した1車両分の狭い区間も登場した。
会期は6月22日まで。