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読書会での紹介本を冊子に ボランティア組織が制作

左から青山さん、大蔦さん、施設職員の長澤さん

左から青山さん、大蔦さん、施設職員の長澤さん

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 長野県池田町の「池田町交流センターかえで」で活動するボランティア組織「かえでの会」が3月、読書会で紹介した本をまとめた冊子を発行した。

「ぶっくかふぇ いけだ」

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 同会の図書館部会と広報部会が制作した。図書館部会は本を通した地域の交流を目的に、2020年7月から毎月、同施設で「ぶっくかふぇ いけだ」と題した読書会を開いている。これまでに参加者が発表した51冊を冊子にまとめた。

 28ページの構成で本の表紙をカラー写真で掲載し、あらすじを図書館スタッフが、紹介文を読書会の発表者が、それぞれ書いた。本が主役になるよう本の紹介に多くのページを割き、巻末に発表者や紹介月を一覧にまとめた。

 読書会を始めた当初から冊子の制作を計画。昨年4月に開いた部会の会議で冊子の構成などを話し合い、およそ1年越しで完成させた。

 冊子のデザインを手掛けた広報部会員の青山裕子さんは「読書会に出掛けるきっかけになるといい。本との出合いにつながれば」と話す。

 同図書館副館長の大蔦奈美子さんは「図書館は文化の拠点。活動の記録として残すことを目的に企画した。冊子を見た人が本を手に取ったり、読書好きの人がつながったりするきっかけになれば」と期待を込める。

 館内には読書会で紹介した本を並べるコーナーを設置している。コロナ禍で休館中だが、再開後に図書館で冊子を配布する。町内の小中学校での配布も予定。

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