長野県池田町の私設公園「YMP(ゆんたメモリアルパーク)」(池田町中鵜)が1月、プレオープンした。

「YMP(ゆんたメモリアルパーク)」

　同施設は町内でゲストハウスやレンタルスペースなどを運営する地元の不動産会社「遠条」の猿田正志社長が4年かけて整備し、亡き愛犬の名前を付けた。「庭に孫たちの遊び場やキャンプができる設備を作り始めたのがきっかけ」と話す。

　子どもの遊び場には、自身で集めたものや譲り受けた遊具、砂場・ターザンロープなどがあり、北アルプスを展望できるセルフビルドの見晴台やミニログハウスも猿田さんが自ら建てた。テント泊やバーベキューができるスペースもある。

　ミニログハウスは「女性や高齢者ができるだけ不安なく宿泊できるように」と整え、IHキッチンや食洗機、シャワー室なども整備。備え付けのテントやバーベキューセット、たき火台もあるため、食料の持参のみでキャンプをすることができる。

　現在は春のグランドオープンに向け、1日1組限定で事前予約を受け付け施設を開放している。猿田さんは「昔から人がたくさん集まる場が好きだった。コロナ禍で難しくなってしまったが、子どもたちと遊びに行くところがない家族や移住を考えている人にぜひ活用してもらえれば」と利用を呼び掛ける。