白馬村の藤屋食堂(白馬村北城)を会場に12月14日、「第9回百馬力集会」が開かれ、約70人が参加した。
同会は白馬村在住の有志が集まり、つながりの場づくりを目的に2015(平成27)年に発足。プレゼンテーション・ブレインストーミング形式の定例会やゲストの講演、シンポジウム、ワークショップなどの場を設ける。「白馬に関わる人たちが連携し、地域課題に対して当事者意識を持って取り組むこと」を目標に活動する。
今回の定例会では3人のプレゼンターが考えた取り組みを発表。1人目の武藤絵利花さんはリユースのコーヒーカップを提案し、ゼロカーボンシティーを目指す白馬村からリユースカップ文化を広めていく活動を提案。2人目の栗山大貴さんは白馬スキージャンプ台の現状と課題について村民や観光客から愛される活用方法を提案。3人目の柏原周平さんは白馬南小学校の裏山スキー場を維持するための小学生による商品企画の取り組みと周知方法を提案した。
参加者は7人程度のグループに分かれ、実現するための意見を出し合い発表した。会の最後には応援したいプレゼンターのボックスに自分の名刺を入れ、提案者と応援者とのつなぐ工夫も施した。
リユースコーヒーカップのプレゼンテーションを行った白馬中学校3年の武藤さんは「緊張したが多くの人に賛同してもらい、たくさんの意見を聞けた。私たちの世代がアクションを起こしていきたい」と思いを語る。
初めて参加した松沢美緒さんは「こんなに熱意のある方が集まる場があるのは白馬ならではと魅力を感じた。応援していきたい」と話す。