長野県の池田町交流センターかえで(池田町池田)内の池田町図書館で11月6日・7日、「第23回 図書館まつり」が開催された。

第23回 池田町図書館まつり

　6日はハーブクラフト講座やフェルトでのもの作り体験、長野県図書館大会との連携による「齊藤幸平氏オンライン講演会」が行われ、7日はお薦めの本を持ち寄りコーヒーを飲みながら交流する「ブックカフェ」や「大人のためのおはなし会」が行われた。

　他にも「本のリサイクル広場」やインターネットを使った図書館の活用方法を紹介する「図書館活用塾」、映像で池田町の歴史や自然を紹介する「GOTOトラベル 池田町編」など、さまざまな催しが行われた。

　6日のオンライン講演会は県図書館大会基調講演のサテライト会場となり、「新書大賞2021」を受賞した「人新世の『資本論』」の著者、斎藤幸平さんの講演「真に豊かな社会を考える 混迷する時代を読み解き、共に未来を創るために」を約40人が聴講した。

　ハーブクラフトやもの作りでは図書館の職員が講師を務め、ドライローズマリーを使ったポプリやフェルトのバッグ作りに幅広い世代が参加した。

　1回目から毎年行われている「本のリサイクル広場」は、図書館の本や家庭で読まなくなった本を集め、来た人の目にとまるよう広く展示。ブックカバーの再利用方法を紹介するなど資源の有効活用も呼び掛けた。

　副館長の大蔦奈美子さんは「読みたい本を見つけやすくしたり交流の場を開き、多くの人に図書館で楽しんだり遊ぶ時間を取ってほしい」と思いを語る。