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大町出身プロ山岳ランナーの上田瑠偉選手、世界選手権総合Vで市長を表敬訪問

世界選手権での総合優勝を報告する上田選手

世界選手権での総合優勝を報告する上田選手

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 長野県大町市出身のプロ山岳ランナー・上田瑠偉選手(マウンテン・フロンティア所属)が11月1日、市役所を表敬訪問し牛越徹市長にスカイランニング世界選手権での総合優勝を報告した。

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 スペイン・カタルーニャ地方で7月に行われたスカイランニング世界選手権で、アジア勢初となる総合優勝を果たした上田選手は「標高が高い大町で生まれ育ったおかげ。改めて地元の素晴らしさ、環境の良さを実感している」と話した。

 上田選手は日本代表選手として2種目に出場し、距離3.3キロ標高差1000メートルを駆け上がる「バーティカル」で1位、42キロ累積標高差280メートルの「スカイ」で3位に入賞。「昨年はコロナ禍で海外遠征がなくなり、不安はあった」と振り返り、「次回は2種目とも1位を目指したい」と抱負を話した。

 仁科台中学校を卒業後、佐久長聖高校を経て、早稲田大学在学中にトレイルランと出合った。一昨年にはスカイランニングワールドツアーで総合優勝を果たした。「子どもたちに山を好きになってほしい」と、市内鷹狩山で毎年開催されているトレイルランイベントにも講師として参加し、後進の育成にも取り組んでいる。

 市役所で行われた報告会では、市から花束と地元産の飲料水を贈呈。牛越市長が「素晴らしい成績は大町市にとっても名誉。子どもたちの育成に感謝し、これからの活躍を願いたい」と功績をたたえた。

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