
長野県池田町の北アルプス展望美術館(池田町会染)で9月11日、「安曇野キルト公募展」が始まった。
町内のキルト愛好家を中心に2004(平成16)年に始まった同展は今年で17回目の開催。招待作品と公募によるタペストリー部門、小物部門の3部で構成し、計80点を展示する。
審査員は昨年に続き、長野市在住のキルト作家、宮内恵子さんが務めた。全国から寄せられた100点以上から選んだ入選作品を展示。作品と共に作家のメッセージも紹介する。
同館学芸員の矢花久美さんは「デザインと技術を総合して選考。繊細な作品が評価されている。見応えのある展示になっている」と話す。
タペストリー部門で最優秀賞を受賞した平沢あけみさんは9月17日に同館を訪れた。20年の創作歴で、6年越しで完成させた自身の作品を前に「憧れの公募展での受賞を聞き驚いた。作品名の『happiness 幸せ』はキルト塾に通った8年間の幸せな時間から名付けた」と話す。
開館時間は9時~16時30分(最終入館16時)。月曜休館(9月21日は休館)。入館料は、一般=600円、高大生=450円、中学生以下無料。10月24日まで。