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鈴虫の涼しげな音色が信濃松川駅構内に 観光協会が今年も生育

羽を広げて鳴く鈴虫

羽を広げて鳴く鈴虫

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 長野県松川村のJR信濃松川駅に8月17日、松川村観光協会が生育した鈴虫がお目見えした。

信濃松川駅に設置された飼育ケース

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 オスがメスを呼ぶための求愛行動として「プロポーズのコンサート」と銘打ち、リーンリーンと涼しげな音色を構内に響き渡らせている。

 今年は6月10日にふ化を確認した。鳴きそろうのが例年に比べ1週間ほど遅れたが、数は例年にないほど多くふ化した。鳴き声は一様ではなく、メスが近づいてきたときに愛を伝える鳴き方や、1匹のオスが鳴き出すと他のオスも鳴く「競い鳴き」、他のオスを縄張りから追い払うときの鳴き方などさまざま。昼と夜でも鳴き方が違うという。

 村のシンボルである鈴虫を多くの人に見てもらい、きれいな音色で癒やされてほしいと、飼育ケースの設置は毎年行っている。同協会の武田和巳事務局長は「通勤や通学で駅を利用する人に、鈴虫の鳴き声を聞いてほしい」と話す。

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