サウナが全国的にブームになっている中、長野県大町市の木崎湖畔の「木崎湖POWWOW(パウワウ)キャンプ場&アウトドアクラブ」(大町市平海の口)にテントサウナが登場して半年が過ぎた。
湖のほとりにある、専用テントの中で、薪(まき)ストーブで熱したサウナストーンにアロマ水を掛け、水蒸気を発生させて体感温度を上げてる汗をかき、水風呂代わりに湖に入れば「自然と一体となりリラックスできる」という。
3月上旬、名古屋市から訪れたサウナ仲間の3人組が朝からテントサウナを楽しんでいた。蒸気に包まれたテントの中で暑さを我慢し、ちょうど良いタイミングで湖へ。水温は約4度。「最高に気持ちが良い」「水が冷たい」と声を上げ、サウナに入ることで得られる感覚「ととのう」に浸った。辻成洋さんは「いつもは地元のサウナに行っているが、 テントサウナを体験してみたくて来た。自然の中で気持ちが良い。今度は夏に来たい」と話す。
テントサウナでは、薪ストーブの上にサウナストーンを敷き詰め、熱いストーンにアロマ水を掛けることで水蒸気を発生させる。一般的なドライサウナと違い、水蒸気により体感温度を上げて発汗を促進。ストーンに水をかける行為を「ロウリュ」と言い、リラックス効果のあるオイルを混ぜたアロマ水でセルフロウリュを楽しむ。
同施設代表の伊藤洋平さんは「木崎湖を楽しむ新たなツールとして、最高に気持ちがいいテントサウナを多くの人に体験してほしい。キャンプとの相性も良い」と利用を呼び掛ける。
サウナレンタル料は、3人まで=6,000円、5人まで=8,000円(1日1組限定、1~3月は冬季料金で2,000円増額)。