鹿島槍スキー場(大町市平)の「鹿島槍シカゴピザ」が4月29日~5月5日、キャンプ場オープンを控えテークアウト限定でプレ営業を行った。
昨年5月末にオープンし10月末まで営業していた同店は、今年もスキーのオフシーズン中に営業を予定している。キャンプ場の利用者もテント設営の前後などに手軽に注文できる。生地を伸ばすところからできるシカゴピザ作り体験も行う。
特徴は、その重さと分厚さ。重量1キロ、厚さ6センチ、直径18センチで、チーズを300グラム使う。マッシュポテトとチーズを敷き詰めた土台に、牛豚鶏肉の割合を独自に配合し3時間煮込んだボロネーゼをかけている。種類はオリジナル、ベジタブル、ハラペーニョ、キーマカレーの4種類。「一番人気はベジタブルで、キーマカレーは子どもに人気。生野菜を一緒に食べているような感覚にした」と話すのはスタッフの桜木千尋さん。色鮮やかな野菜が並び、甘い物が苦手な人のお祝い用のケーキ代わりに注文を受けることも。生地が分厚いため、宅配でも冷めにくいという。
桜木さんは「コロナ禍でシーズンオフに施設を利用していた団体客が激減し、昨年新しい事業としてピザの宅配を企画した。大町唯一の宅配ピザとして、この衝撃的なピザを届けて、おうち時間を少しでも楽しんでもらえれば」と話す。現在、新作も考案中だという。
ピザの価格は2,500円~2,700円。プレ営業期間後は土曜・日曜・祝日のみのテークアウト営業。6月ごろから宅配営業を予定している。