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長野・松川村 安曇野ちひろ公園で伝統行事の「三九郎」

勢いよく燃え上がるやぐら

勢いよく燃え上がるやぐら

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 長野県松川村の「安曇野ちひろ公園」は1月10日、小正月の伝統行事「三九郎」を開いた。園の運営に携わるサポート隊を含め、家族連れなど約130人が参加。昔の習わしに従った伝統行事に親しみ、無病息災や五穀豊穣を願った。

安曇野ちひろ公園で伝統行事の「三九郎」

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 ヒノキやカヤを使い、昔ながらのやり方で組まれた5メートル強のやぐらには、三九郎が中止となった地区から集まった正月飾りやだるまが飾られた。今年の年男と年女が、園内の道祖神の前で着火した火種を使いやぐらに点火。煙と火柱が勢いよく舞い上がり、爆音を響かせながら瞬く間に燃え尽きた。

 同日、繭玉作りも行われた。色付けされた米粉を使い、野菜や花、動物など思い思いの形を作り、柳の枝に飾り付けた。参加者らは暖を取りながら、おき火に繭玉をかざして味わった。園の畑で栽培した小豆を使ったお汁粉も振る舞われた。

 村内から家族と参加し、火種を運んだ年女の上條雫さんは「今年も元気に楽しく過ごしたい」、公園のサポート隊長の榛葉良子さんは「大勢の人に来てもらえて良かった。穏やかな一年になれば」と、それぞれ話していた。

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