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国営公園大町・松川でアサギマダラの調査体験

アサギマダラを観察し生態を調査

アサギマダラを観察し生態を調査

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 長野県の国営アルプスあづみの公園大町・松川地区で9月19日、長距離を移動するチョウとして知られる「アサギマダラ」の観察会が開かれた。

園内に飛来したアサギマダラ

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 当日は家族連れなど22人が参加し、園内に飛来した個体に捕獲場所などをマーキングし、生態の調査を体験した。

 同園によると、アサギマダラは越冬のため、秋に日本本土から南西諸島・台湾まで1000キロ以上を移動する。全国の研究者や有志などがマーキングを施した個体を追跡し情報を共有。移動ルートや距離、飛来地などを調査している。

 参加者は園内のフジバカマ畑で、公園サポーターの地域住民からアサギマダラの生態を学んだ。甘い香りに誘われて飛来したチョウを虫取り網で捕まえ、間近で美しい模様を観察。日付や場所を示す「AOM(あづみの公園大町・松川地区)」、イニシャルを羽に書き込んだ。

 安曇野市の小学3年生、横川実咲さんは「水色と茶色の模様がきれい。海を越えて移動すると聞き、びっくり。どこまで飛んでいくのか知りたい」と顔をほころばせていた。

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